育成会について

育成会/地区会合同研修会

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諫早「あんしん家族」の取り組みを聞く

 障害のある子どもを持つ親は、自分が病気になったり亡くなった後に子どもにどんなことが起こるのか、護られるのか、心配は尽きないものです。北九州市手をつなぐ育成会は、この問題についてプロジェクトを立ち上げ話し合いを重ねていく中で、昨年11月9日に長崎県諫早市のNPO法人障がい者後見・支援センター「あんしん家族」を視察する機会を得ました。制度の隙間を埋めるきめ細かい活動をしているこの先例を多くの会員に知ってもらうため、あんしん家族の取り組みと現状について、この10月21日、ウェルとばた121・122会議室にて、北九州市育成会の地区会(門司・小倉北・小倉南・若松・戸畑)合同研修会を開催しました。(参加者数44人)

 なお、この研修会は全国手をつなぐ育成会連合会の地域育成会活性化のための研修等助成事業となっています。

 当日は、NPO法人障がい者後見・支援センター「あんしん家族」の松村真美理事を講師として迎え、「あんしん家族の役割~今までそしてこれから~」をテーマに話を聞きました。まず、母体であり関連団体である社会福祉法人 南高愛隣会について、「生きる誇りへの、挑戦」をテーマに諫早、長崎、佐世保、雲仙、島原で68事業を展開している法人の概要説明がありました。「あんしん家族」は、家族を亡くした、または家族に恵まれない障害のある方に対し、親や家族のような存在となり、権利を擁護するために、社会福祉関連法の枠を越えた細やかなサービスを行うことを目的と役割にして、平成19年に社会福祉法人 南高愛隣会から別組織として設立されました。

 事業内容は次の通りです。①権利擁護事業(身元保証が必要な時)②各種サポート事業(仲間づくりやファミリー支援)③その他(法的支援が必要な場合弁護士へ繋ぐ)、特に③の法的支援が必要になった時に成年後見を法人として受任する経過についてのケースが紹介されました。

 最後に、自身もダウン症の兄を持つ松村講師からの「親亡きあとは親ある内から、財産をどうするのか、どこで誰に支援してもらいたいのか等、家族で話し合いをきちんとしておくことが大事」との経験に基づいたメッセージで、研修会が終了しました。

カテゴリー:その他

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