新着情報リスト
賛助会員募集中!
2014年8月5日
日本中の様々な団体で会員数が減少するという現実があります。北九州市手をつなぐ育成会親の会でも数年来、いろいろな取り組みを行っておりますが会員数の増加には至っていません。情報の多様化や障害福祉の充実で障害のある子どもの親として運動していかなくても生活に支障がなくなったからなのか?たしかに障害の早期発見、早期療育から個々に応じた特別支援教育の充実、教育、医療、福祉の連携や相談支援体制、法の整備など十年位前と比べてみてもとても変化してきています。しかし、私たちが目指す『共生社会』への道程は、まだ半ばです。子ども達が地域社会の一員としてありのままの生活が送れるように、さらに『親亡き後』という言葉が死語となるくらい子ども達の将来が明るいものとなるように私たちが運動体としてやらなくてはいけないことはたくさんあるのです。また、当会には、年齢幅広く様々な経験をしてきた親たちが集っています。インターネットの情報だけでは得ることのできない生きた声の中で互いに励まされ明日への活力に繋がっています。これは、この会の存在意義そのものだと思います。 しかし、これからは、親の努力だけでは限りがあります。このホームページを今、見てくださっているあなたの力が必要です。この会の目的を知ってもらうこと、知的障害のある子ども達を知ってもらうこと、支援してもらうことで共生社会を築くのです。 どうか、当会にご賛同いただき、賛助会員として入会くださいますようお願いいたします。 年会費 個人及び団体 一口3,000円から 詳しくは、育成会事務局までご連絡ください TEL(093)884-1510カテゴリー:その他
第36回総会
2014年8月1日
育成会(親の会)創立50周年を迎えて 第36回総会を開催 6月5日(木)、ウェルとばた多目的ホールに於いて、北九州市手をつなぐ育成会第36回総会が開催され、会員654人(委任状を含む)が出席しました。 20年間兼任した法人育成会の理事長を3月末に定年により勇退した北原守会長は、この日、小松啓子新理事長と共に交代の挨拶と10月に開催される「第4回日中韓障害者交流大会」の打ち合わせの為、中国を訪問中であり、やむなく総会を欠席しました。冒頭の会長挨拶は服部栄子副会長(会長代行)が代読し、「今年度は育成会創立50周年にあたり、活動に関わってこられた皆さんに敬意をあらわすとともに、50年の重みをかみしめつつ、新しい時代にあった育成会を作り上げること、共生社会の実現への活動を続けていくこと、会をあげて新しい障害者施策の学習にとりくむこと」など、抱負を述べました。 続いて、来賓の工藤一成市保健福祉局長、白石一裕市議会保健病院委員長、法人育成会小松啓子理事長代理の加藤哲副理事長それぞれから祝辞を頂きました。 議案審議では、岡本晃さん(住居対策委員長)が議長に選出され、25年度活動報告案・決算案、26年度活動計画案・予算案、26年度人事案が審議されて全て承認されました。26年度の活動計画では、若手会員の育成や、八幡西地区会の再開などに向けて、力を注いでいきます。また、11月24日の創立50周年記念事業の開催も今年の重点活動の一つです。人事では、前三役及び監査委員の全員が再任されました。 会場の会員からは、「賛助会員の状況について」「八幡西地区会を具体的にはどのように再開するのか」「50周年を迎えて、親の会の立場について見直すべきである」などの発言がありました。 なお、総会に先立ち、市障害福祉課足立守行企画調整係長による「平成26年度北九州市の障害福祉予算概要」についての説明がありました。カテゴリー:その他
平成25年度ペアレントスクール
2014年4月9日
いつかすべての人が子どもから大人になっていく
3月11日(火)、ウエルとばた多目的ホールにてペアレントスクールを開催しました。今回は、シャルマ直美さん(福岡県臨床心理士会)を講師にお迎えして『知的に障害のある人の思いを聞き取るために』をテーマにお話ししていただきました。シャルマさんは、教員や海外での教育活動を経て法人育成会でも9年間、お勤めされていました。現在は、スクールカウンセラーや北九州市教育委員会の教育委員をされています。その様々な経験の中から、学んだことを保護者である私たちの気持ちに寄り添うように話してくださいました。
まず、いつかすべての人が子どもから大人になっていくということを心にとめながら年齢に合わせた支援を行うこと。大事なことは、最初に本人に伝えること。さらに、呼び方(あるいは、呼ばれ方)によって関係性が変わったり役割の意識も変わってくるということを考える中で障害のある我が子をどう呼ぶのがいいのか。また、生活の質を向上させることや社会とのつながりの大切さも話されました。そのことを踏まえた上で『共感的理解』=(相手の立場に立って物事を考えたり心情を思いやったりする)や『受容』=(いったん受け入れる)すること。なぜなら受容してもらったことで元気になり次へステップアップすることができるから。そして、傾聴(文字通り十の耳と目と心で聴く)されることで心がすっきりして尊重されていると感じ自分のできることをしようとする力を引き出すことができると結ばれました。
今回のペアレントスクールは、だんだんと大人になっていく我が子との日常の関わりを見つめ直すいい機会となりました。
カテゴリー:活動報告
教育と福祉の連携がスタート
平成26年3月14日、北九州市教育委員会と北九州市手をつなぐ育成会による初の「教育と福祉の交流委員会」が行われました。双方の理解を深めるとともに、「共生社会」の実現に向けた協力関係について話し合いました。教育委員会からは、教育長をはじめ、市内特別支援学校校長らが、育成会からは、親の会、法人の執行部が出席しました。今後も継続して開催される予定です。
カテゴリー:活動報告
「意思決定の権利」グループディスカッション
2014年2月24日
知的障害のある我が子をどのように理解し尊重しているのか
平成26年1月12日(日)午前、ウエルとばた6Aで国際育成会連盟グローバルキャンペーン「意思決定の権利」グループディスカッション(家族グループ)が開催されました。
このキャンペーンの目標は、障害者の権利条約第12条に明言されている権利を前進させることです。知的障害のある人にとって法的能力とはどういう意味をもつのか、また知的障害のある人の意思決定支援の方法について本人や家族が話し合いの中で課題を明確にし、グループメッセージを作成して第16回国際育成会連盟世界会議ケニア・ナイロビ大会の世界会議へのレポート作成に反映されます。
当日は、全日本育成会より国際活動委員長の長瀬修氏が派遣され、話し合いの進行役を務める中、9名の家族(母親)が参加しました。それぞれの自己紹介に加え子どもの状況やその困難さ、さらに自分自身の意思決定の方法について話しました。そして「知的障害のある我が子をどのように理解し尊重しているのか」という問いには、親として日常の生活を振り返りながら本当に我が子の意思をくみ取っているのか、おざなりにしているところもあるのではないだろうかと深く考える機会となりました。
本人の意思決定を行う際に、わかりやすく情報を伝える努力を周囲が行うこと、家族の他にも支援者や理解者を増やし経験や情報を共有すること、日頃から本人の意思が周囲に理解されるような方法を考慮して意思確認をするなどをグループメッセージとしました。
カテゴリー:活動報告