育成会について

選挙支援カードの活用

大切な一票を投じるために’

選挙支援カードを活用しました

 

 2月号のふたばでもお知らせしましたが、北九州市では令和5年1月23日から選挙で投票する際に障害のある人が支援を求めやすくする「選挙支援カード」を導入しました。これを受け、育成会では2月5日に行われた北九州市長選挙で一人でも多くの方に利用してほしいとの思いから急ぎ役員、支部長に情報提供をさせていただきました。

 後日、期日前投票を含め投票所に出向いた方々からの感想を聞いたところ、初めて障害のある本人を連れて支援カードと選挙公報の候補者の切り抜きを持って行ったが、入り口から支援者が付き添い介助と代筆をしてくれ、とても安心して投票が出来た。」「初めて投票に行ったが、支援カードを見せたらわかりやすく説明してくれたので、緊張したけどちゃんと投票出来て良かった。など嬉しい声が寄せられました。投票しやすい環境さえあれば、障害のある人も一人の有権者として選挙に行くことが出来るという事が実感できる大きな一歩になったことと思います。

 育成会は、今後も市の選挙課と話し合いを続けていきますが、3月25日には「わいわい広場」で投票の流れを体験できる「模擬投票」を実施します。多くの皆さんの参加をお待ちしています。

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ちゃちゃ隊の活動報告

広がる理解の輪 ちゃちゃ隊の活動

 

  知的・発達障害への理解を深める啓発活動に取り組んでいる、北九州市

手をつなぐ育成会の啓発キャラバン「ちゃちゃ隊」の動きが活発です。

 

 10月18日、今回は社会福祉協議会の「ボランティアウイーク2022」の企画講座、「どこでも・だれでも・気軽にサポート講座〜知的・発達障害編〜」での出前講演で、ウエルとばたに20名以上の参加がありました。

 疑似体験を通して、当事者が困っている感覚を感じることができた。障害があるから出来ないではなく、工夫(声のかけ方・視覚的配慮など)で出来るようになると気付いた。このような感想が聞かれました。

 自分の周りに障害者がいないと意外に困っていることを「感じる」、「気付く」というのは難しいものだと思います。これからもちゃちゃ隊の活動を通じ、共に感じ、気付くひとの輪を広げていければいいなと思います。 

 

  3年ぶりに開催された東部障害者福祉会館文化祭

   ふれあい広場(10月23日、ウェルとばた交流プラザにて)展示コーナーに

「ちゃちゃ隊」の活動紹介パネルを展示 

 

        

 

 

 

 

 

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ちゃちゃ隊の活動を育成会役員へ研修

 

 7月13日の第4回役員会終了後に、キャラバン隊の疑似体験講座をおこないました。キャラバン隊は、障害のある人もそうでない人も共に生きる共生社会の実現を目指す北九州市手をつなぐ育成会の活動として取り組んでいます。今回は、役員の皆さんにも疑似体験をしていただき、日頃の活動で、知的・発達障害を知らない方にこのような感じ方や見え方をしていることに理解を求めていることへの情報共有を図りました。

 どうぞこの活動を理解していただき、様々な場面での活動の機会が得られますよう周知頂ければと思います。

 

                参加者から

疑似体験は知的障害理解への入口

 「〇〇体験」と言う言葉がよく話題になりますが、ちゃちゃ隊の啓発活動「障害疑似体験」は、普段まず想像する事がない未知の体験なのではと思いました。それが知的障害への関心と理解に繋がる入口になればと思います。                

 

障害特性を知ってもらう意義ある活動

 今回が2回目の参加。世間の人は知的障害は何も分からない何も出来ないと思っているが、独特の感性と、言葉より目からの情報の方が理解出来ると言う障害特性を外部の人に知らせる意義ある活動だと思う。

  

 

 

 

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啓発キャラバン ちゃちゃ隊が行く⑥

啓発キャラバンちゃちゃ隊が行く⑥ 

 

 梅雨の晴れ間の6月16日、穴生学舎(八幡西区鉄竜)でキャラバン隊を行いました。ボランティア入門講座『気づく・学ぶ・やってみる!(知的・発達障害の理解編)』のテーマで、これからボランティア活動を始めようとする方々に向けて疑似体験を行いました。疑似体験は知的・発達障害の特性を正確に伝えるというより、体験を通して傾向を伝えることで「自分とは異なる見方や理解の仕方があること」を知ってもらうことが目的です。例えば『シールを貼ろう』というコーナーでは軍手を2枚重ねてつけ、指示されたところにシールを貼る作業をしてもらいます。

 知的・発達障害の人は、手先などの感覚が鈍かったり、逆に敏感だったりすることがあります。このように軍手をつけている状態は知的・発達障害の人の手先の不器用さに似ています。うまく手先が使えないのに周りから「早く」と急かされる時と「ゆっくりでいいよ」と優しく言われる時の気持ちの変化も知ってもらい、ほかの人とは同じ速さで作業できない人もいるので、急かしたりしないで待ってあげてほしいと伝えます。

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啓発キャラバンちゃちゃ隊がいく⑤

 「生き方のデザイン研究所」よりお誘いいただき、5月17日に響ホール(八幡東区)で来場者を支援するアーツスタッフの養成講座で疑似体験を行いました。今年度もキャラバン隊の活動が行えることに感謝して頑張っていきたいと思います。

 さて、疑似体験の一つに「伝えてみよう」というコーナーがあります。二人一組になりお題の絵を見て言葉だけで(身振り手振り無しで)相手に伝え、絵に描いてもらいます。(写真)

 知的・発達障害のある方の中には相手から何を言われているのか分からなかったり、自分の思いを相手に伝えられずに尋ねられた事と違う答えをしてしまうことがあります。そんな言葉が伝わらない、分からないとはどういうことなのかを体験して、寂しいや辛いなどの知的・発達障害のある方の気持ちを感じてもらいます。そして耳から入る言葉よりも目で見て確認するコミュニケーション(視覚支援)の重要性を知らせます。疑似体験では、このような傾向を知り、理解していただけることで誰もが暮らしやすい共生社会へ近づくのではないかと思います。 

 

 

 

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