新着情報リスト
第1回「事業化準備検討会」を開催
2016年11月1日
育成会(親の会)は、昨年度、「これからの育成会活動検討会」を立ち上げて検討を重ね、若年世代の会員拡大に向けたアプローチの強化、委員会や地区会等の活動内容の見直しと活性化、会員のニーズに添った親の会ならではの事業立ち上げの検討等の結論を得ました。
これを受けて、28年度の活動計画にこれらを重点活動項目として盛り込み、その一つである、親の会ならではの事業立ち上げについて話し合う「事業化準備検討会」が、9月14日、スタートしました。委員構成は、三役及び地区長。期間は3月末まで。
少し遡りますが、本会は、24年6月に育成会活動を効果的に推進することを目的に「会員の生活実態に関するアンケート」を実施しました。その報告書には、会員が日々悩んでいること、抱えている問題、育成会への要望など多くの声が詰まっています。この度の事業化準備検討会は、この声も傍らに置いて丁寧に検討を進め、新たな育成会運動、活動に繋がる結論を目指します。
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わいわい広場 皿倉山へ
2016年10月28日
秋空の下で「わいわい広場」を満喫!
育成会の「わいわい広場」今回のプログラムは、希望が多かった皿倉山への外出活動です。
9月24日(土)、少し雲はあるものの久しぶりの晴天下、参加者31名(本人18名、サポーター、ヘルパー他13名)が、JR、シャトルバス、ケーブルカー、スロープカーを乗り継いで、皿倉山展望台を目指しました。
この度の外出では、シャトルバスの運行についての協力や、階段が苦手な人のためにリフトが手配され「ゆっくりでいいですよ」と一声があったり、電車では席を譲って貰ったりとたくさんの配慮に出会いました。また、今まで「山は怖い」「高いところは苦手」「乗り物が怖い」「足が痛くてもう無理」と言っていた人(本人)も、仲間やサポーターの「大丈夫!」「一緒にいこうよ」の応援に応えて頑張りました。「わいわい広場」が≪休日の居場所≫だけでなく、≪経験を広げ自立を育む場≫としても継続していく必要性を感じました。
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第56回九州地区手をつなぐ育成会長崎県大会
2016年10月6日
第56回九州地区手をつなぐ育成会長崎県大会を開催
~共にくらす 心豊かな明日(みらい)づくり~
8月27日(土)~28日(日)、長崎ブリックホールにおいて「障害のある人もない人も共に生きる 平和で拓かれた社会の実現」をテーマに長崎県大会が開催され、九州各地から約1300名が参加しました。
大会1日目は、全国手をつなぐ育成会連合会の田中正博統括による「育成会を取り巻く社会情勢と当面の課題」等の中央情勢報告の後、分科会が行われました。
第1分科会は、「『自分で決める』、『自分で選ぶ』を支える意思決定支援とは」というテーマで、北九州市育成会からは、子どもの成長に寄り添う親としての意思決定支援について発表がありました。
第2分科会は、「権利擁護について考える」をテーマに、差別のない共生社会づくりと、成年後見制度の利用について、また第3分科会では「魅力ある事業所づくり」についてそれぞれ研究・討議を行いました。
第4分科会は本人部会で、10名の本人たちが「はたらき続けるために」をテーマに発表を行いました。
大会2日目は、冒頭、津久井やまゆり園の犠牲者を悼み黙祷を行い、式典を開式しました。続いて、全国手をつなぐ育成会政策センター委員の又村あおい氏が「総合支援法3年後の見直し」をテーマに記念講演を行い、本人に寄り添った支援、地域生活の推進などは変わらないとしつつ、今後の見通しについて講演しました。
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神奈川県立津久井やまゆり園事件に対する声明文
2016年9月16日
平成28年7月26日に起きた「神奈川県立津久井やまゆり園事件」に対して、北九州市育成会(親の会)は北九州市と法人手をつなぐ育成会へ8月3日に声明文を提出しました。全文は以下の通りです。
北九州市市長
北橋 健治 様
神奈川県立津久井やまゆり園での殺傷事件について
平成28年7月26日未明に、相模原市の障害者支援施設「県立津久井やまゆり園」で起きた事件については、大きく報道され多くの人が衝撃を受けました。
容疑者の自分勝手な行動で、無抵抗な入所者の方々19名もの尊い命が奪われ、26名の方が負傷するという残忍な行為に対して憤り、悲しみ、そして何故と様々な思いが交錯し言葉にならないやりきれない思いでいっぱいです。
障害当事者や、家族にとってこの事件は、決して他人事では済まされません。被害に遭われた方々やご家族は、大きな悲しみの中にあり、これからも決して癒えることのない心の傷を抱えて生きていかなければならないことは想像に難くありません。
全国手をつなぐ育成会連合会は、いち早く国民と障害当事者の方に向けて声明文を出しました。
北九州市においても、今回の事件を受け早々に市内の入所施設、通所施設332事業所に対し、安全管理の確認等注意喚起の文書を送付する等の対策を講じて下さいました。
障害者差別解消法がこの4月に施行され、これから私どもも市民への啓発活動を行い共生社会の実現に向けて運動を進めていこうとしている矢先にこのような事件が起きてしまいました。先にも記しましたようにこのことは、北九州市育成会にとっても他人事でなく連日の報道によって、障害当事者や家族は大きな不安を抱えていますので、精神的なサポートが継続して必要だと考えます。
二度とこのような事件が起こってはならないと思いますが、親の会も、本人や家族を全力でサポートしますので、今回の事件が障害者差別を助長することにならないように市当局にもご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
社会福祉法人 北九州市手をつなぐ育成会
理事長 小松 啓子 様
神奈川県立津久井やまゆり園での殺傷事件について
平成28年7月26日未明に、相模原市の障害者支援施設「県立津久井やまゆり園」で起きた事件については、大きく報道され多くの人が衝撃を受けました。
容疑者の自分勝手な行動で、無抵抗な入所者の方々19名もの尊い命が奪われ、26名の方が負傷するという残忍な行為に対して憤り、悲しみ、そして何故と様々な思いが交錯し言葉にならないやりきれない思いでいっぱいです。
障害当事者や、家族にとってこの事件は、決して他人事では済まされません。被害に遭われた方々やご家族は、大きな悲しみの中にあり、これからも決して癒えることのない心の傷を抱えて生きていかなければならないことは想像に難くありません。
全国手をつなぐ育成会連合会は、いち早く国民と障害当事者の方に向けて声明文を出しました。
北九州市においても、今回の事件を受け早々に市内の入所施設、通所施設332事業所に対し、安全管理の確認等注意喚起の文書を送付する等の対策を講じて下さいました。法人育成会の各事業所にも、すでに文書が届いていることと思います。
けれども安全対策の注意喚起だけでなく、利用者がこれからも安心して過ごせるように、家族が不安なく事業所に送り出せるように、精神的なサポートが継続して必要だと考えます。
障害者差別解消法がこの4月に施行され、これから私どもも市民への啓発活動を行い共生社会の実現に向けて運動を進めていこうとしている矢先にこのような事件が起きてしまいました。先にも記しましたようにこのことは、北九州市育成会にとっても他人事でなく連日の報道によって、障害当事者や家族は大きな不安を抱えています。
二度とこのような事件が起こってはならないと思いますが、親の会も、本人や家族を全力でサポートしますので、法人育成会におかれましても、本事件を教訓にして対策を協議するとともに、利用者や家族に対して特段の配慮をしていただき、今後も開かれた法人として地域と共に生きる運営を継続していってくださいますよう、心からお願い申し上げます。
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ペアレントスクール
2016年4月15日
「親亡き後のライフプランと金銭管理」をテーマに学習
平成28年3月23日(水)にウエルとばた多目的ホールで、ペアレントスクールが開催されました。今年度は講師に社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団の鹿野佐代子氏を招き、「知的障害者の親亡き後のライフプランと金銭管理」をテーマに学習しました。鹿野氏は施設職員として働きながら、平成15年にファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取り、障害者の特性に基づいた金銭管理を当事者と考え始めました。FPとは収入と支出のバランスを分析し、夢や実現したいことがいつ叶うのか経済的な視点で考えるお金の専門家です。同氏はこの資格取得後は、親の会や施設を回り、金銭教育の普及にも力をいれています。
この日のペアレントスクールの参加者は122名でした。親の目線からと本人の目線からのそれぞれのお話は、時には重くなりがちな内容も笑顔と親しみやすい関西弁とで、会場を和やかにしてくれました。親の目線からは、親亡きあとに残された家族、本人が戸惑わないように、今なすべことや、向き合うべきことを学びました。本人の目線からは、実際に鹿野氏が携わった事例を紹介し、本人の夢の実現にむけたお金のやりくりをわかりやすく話してくれました。
最後に、子どもの自立を考えるために親亡き後の生活を意識し、親に万が一のことがあっても大丈夫なように、信頼できる誰かとしっかりつながるとともに、自立できる場所をみつけておき、本人の体験を積むことが大切なことを話しました。「お金は使うことで幸せと交換できます。先の見通しを持って安全に暮らしてください」と言われたのが心に残りました。参加者ひとりひとりがあらためて親亡き後のお金について考える機会となった講演でした。
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