育成会について

特別支援教育の充実を願って

特別支援教育の充実を願って

 

 11月4日(金)、地域生活対策委員会のメンバー4名で新設された門司総合特別支援学校を見学しました。この日は、学校開放週間の最終日で他の見学者も多数来ていました。

 門司総合特別支援学校は、北九州市東部地域の特別支援学校再編に伴い、平成28年4月に開校されました。関門海峡を望む高台にできた校舎はとてもゆとりのある造りとなっていて児童生徒が落ち着いて活動できる教育環境だと感じました。知的障害教育部門と病弱教育部門(心身症等)の複数障害部門が設置され、知的障害教育部門高等部には①働くために必要な知識・技能・態度を身につける「職業専門コース」、②各教科等を合わせた指導を中心に社会生活に必要な知識・技能等を身に付ける「作業学習コース」、③自立活動及び各教科等を合わせた指導を中心に社会生活に必要な基本的生活習慣を身に付ける「生活学習コース」の三つの学習コースが設定され、障害の程度に応じたきめ細やかな教育がなされています。

 さらに、特別支援教育の東部地域のセンター的機能を発揮するため「相談支援ゾーン」が配置され、進路相談・教育相談・カウンセリングのできる環境、医療・福祉・労働等の関係機関と連絡調整のできる環境、地域の小中学校等の教員への支援や研修のできる環境となっているとのことでした。

 見学を終え、これからの北九州市の特別支援教育がさらにハード面もソフト面も整備され、自立に向けた教育が卒業後に生かされることや私たちが理想とする共生社会の実現に向け地域に開かれた特別支援学校になるようにと願いました。

 

 門司総合特支

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青春大学校特別講座 手芸教室

優しくて暖かいオンリーワン

 

 青春大学校特別講座「手芸教室・羊毛フェルトシリーズ」の講座の第1回  (11月6日)と第2回(12月4日)の報告と作品紹介。

 フェルトのふわふわな優しい風合いを楽しめ、誰にでも簡単にできる冬ならではの手芸教室です。特別支援学校の教師を務めていた講師がわかりやすく教えてくれます。受講生の募集は終わっていますが、第3回は、2月5日(日)14:00~16:00に予定されています。

 お問い合わせ先

 北九州市手をつなぐ育成会(親の会)事務局 (093-884-1510)

 

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成人式へのお誘い

 私は、平成29年北九州市成人式の実行委員会に北九州市障害福祉団体連絡協議会からの推薦で出席しています。私の子どもたちは、みな成人となりましたが、障害のある方の成人式の参加には、たくさんの課題があることを感じて実行委員会に出席させていただきました。

 先日(11月15日)、第2回実行委員会がありました。その中で平成29年の成人式では障害のある方が参加しやすい環境の改善に取り組むことが報告されました。参加呼びかけの文言の変更やご本人に寄り添った対応、会場内の利便性の向上など成人式対象者の方やご家族が障害等を理由に参加をためらうことのないよう配慮されています。もちろん、障害特性は様々でこれで十分だとは言えないかもしれません。北九州市から成人式のお誘いが届いてもまず参加は無理だと遠慮するということもよく耳にします。ですが、是非一歩踏み出して参加してほしい。そして、参加して感じたことや配慮して欲しかったことをどんどん声に出してほしいと思います。その積み重ねの中で改善され、障害を理由にためらったりしないことが共生社会の実現にも繋がるのではないでしょうか。

 当日は、私も微力ながらお手伝いに伺う予定です。成人される皆さん、気軽におでかけください。

 

                                             副会長 平野千絵子

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戸畑地区会 バスハイク

美しい自然に恵まれた湯布院を散策して秋を満喫しました。

 

 11月6日(日)、戸畑地区会は、毎年恒例の親子レクリエーション・バスハイクで湯布院方面へでかけました。参加者総勢27名、お天気に恵まれた旅の始まりは、安心院葡萄酒工房から・・・。甘口、辛口様々なワインの試飲にほろ酔い気分の面々は、その後、湯布院に移動して大分ならではの食材の美味しい昼食をいただきました。それからの二時間は、自由行動で家族や友人で誘い合いチーズケーキやプリンの美味しいお店や可愛い雑貨屋さんなど楽しんでいました。私も毎年、息子と参加していますが大人になった今では、母子二人で出掛けることはないのでとても楽しいです。「また来たいね」と余韻を残しつつ、お土産もたくさん、思い出もたくさんの一日となりました。毎年、ボランティアとして参加してくださっているYさんとTさん、そして集合写真用に三脚まで用意してくれたH君に心から感謝します。

 

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第36回福岡県大会

第36回 手をつなぐ育成会福岡県大会を開催

親子で迎える高齢化の課題に備えるために

 

 手をつなぐ育成会福岡県大会が、10月15日(土)、ウェルとばたで開催され、北九州市、福岡県、福岡市の育成会会員等223人が参加しました。

 式典の冒頭、服部栄子福岡県手をつなぐ育成会連絡協議会会長が「高齢化が進む中、私たちも老障介護を迎えようとしており、家族支援の必要性や障害のある本人の介護サービスへの移行等大きな課題があります。しっかりと研鑚しましょう。」と挨拶をしました。(写真)

 続いて来賓の北橋健治北九州市長、小川洋福岡県知事、山本眞智子北九州市議会副議長が祝辞を述べました。

 基調講演では、「“地域で暮らす”を前向きに力強く」をテーマに、(社福)みんなでいきる あんしん生活支援センター長 丸田明久氏 が、新潟県上越市で高齢福祉事業、障害福祉事業、児童福祉事業を展開し、障害の有無や年齢に関わらず相談に応じ、地域で暮らす人たちの生活支援をしていること。2011年、「上越版あんしんコールセンター」開設後は、24時間対応で高齢者、障害者、DV被害者等も含めた相談支援に当たっていると語りました。

 午後からのシンポジウム「親子で迎える高齢化の課題に備える」は、丸田明久氏をコーディネーターに、3人のシンポジストが登壇しました。松永カズミ行橋市手をつなぐ育成会会長は、年を取っても、近所の方々の協力や福祉サービスを受けながら地域で暮らしていきたいと。次に、石井美紀福岡ひまわりの里副施設長は入所者の高齢化に伴う様々なリスク回避への対応や、障害者に理解がある病院や老人施設との連携に努めていること。また柳沢享北九州市障害者基幹相談支援センター長の発表には、親が元気な時に本人に応じた自立を考え、他人介護の受け入れや、本人を委ねようとする人を見極めることは大切である等のメッセージが込められ、参加者の心に届きました。

 会場からは、親亡き後、残された本人が生きていくための生活費の捻出やバックアップ体制等を危惧する発言が多くあり、課題の大きさを改めて認識する大会となりました。

 

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