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「家族支援」の提言を踏まえ、北九州市に施策化申し入れ

育成会/「家族支援」の提言踏まえ、北九州市に施策化申し入れ

 

 育成会の北原守会長らは12月15日、先に同会の「家族支援を考える会」がまとめた家族支援に関する提言を北九州市の工藤一成保健福祉局長に提示し、その具体化を申し入れました。

 「考える会」では、昨年の12月以来、①本人の自立に向けた施策の充実、②家族(親、兄弟等)の負担を軽減するための施策の充実、③家族自身の成長を促す支援策の開発、を柱に約一年かけて家族支援の在り方を検討し、この11月に、①相談支援体制の充実、②特別支援教育の充実、③親なき後も含めた本人自立支援サービスの充実の3点に絞って提言をまとめました。

 このうち相談支援体制では、ライフステージに応じた切れ目のない相談体制の構築を前提に、障害者団体と医療機関関係者との連携強化などを強調しています。また特別支援教育ではキャリア教育の充実と合わせ、教育・指導計画における学校と保護者とのコラボレーションの必要性などを求めています。親なき後も含めた本人たちの自立支援では、住まいの確保やホームヘルプサービスの充実と合わせ、終の棲家や看取りの問題を市の障害者基本計画に盛り込むよう主張しています。

 この日の申し入れで北原会長は、「家族支援」に関する調査活動、なかんずく家族自身の成長を促す施策の開発は今後も継続して実施していきたいと述べるとともに、喫緊の課題として医療関係者との連携や「親なき後」の支援策の充実などを求めました。これに対し工藤局長は、「申し入れの具体化に努力したい」とした上で、障害者団体と三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)との連携や親なき後の対応に尽力していきたいと述べました。

 なお、育成会ではこの日の申し入れに先立ち、11月27日にはセミナーを開催し、提言を公表しています。  

 

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写真は市に申し入れを行う北原会長(右)

 

 

 

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障害児者を持つ家族支援セミナー

育成会が「家族支援」で初のセミナー/相談支援など3分野で提言

 

 育成会(親の会)主催の「障害児者を持つ家族支援セミナー」が11月27日、戸畑区の「ウエルとばた」で初めて開催され、育成会がまとめた提言が報告された。関心の深いテーマだけに会員をはじめ関係者が参加し、意見交換を行った。

 

 

 北九州市育成会では昨年12月、「家族支援を考える会」を立ち上げ、ワークショップ形式で家族支援の歴史や制度、さらには今後の在り方等について検討を重ねてきた。日本の障害者福祉は家族の負担の上に成り立っており、家族も一人の人としての望ましい人生を全うするには支援の負担を軽減すべきとの考えから相談支援、障害当事者(本人)の自立促進、さらには「親なき後」も含めた家族への支援などについて幅広く検討した。期間は約半年間。8回のワークショップと5回の事前学習を久留米大学・門田光司教授のコーディネートの下でこなした。

 こうした検討を踏まえ、相談支援、特別支援教育、「親なき後」も含めた本人の自立支援の3分野での提言がまとめられた。このうち相談支援では「切れ目のない支援体制の確立」を目標に、これまでの福祉、教育など関係機関との連携に加え、医療機関との連携が強く打ち出された。また、特別支援教育の関係では、キャリア教育や生活技能習得のための教育の充実と合わせ、個別の教育及び指導における教師と親との連携作業の必要性が提言された。一方、「親なき後」も含めた本人たちへの支援では、緊急時の支援のほか、レスパイト、ホームヘルプ、相談支援体制、余暇活動等の充実とともに、成人・高齢期におけるグループホームの支援体制の確立を主張している。さらに、「親なき後」の支援では、住まいの場の確保、ホームヘルプサービスの充実、成年後見制度の利用促進等を求めているほか、本人たちの終の棲家や看取りの課題等を行政の障害者基本計画に盛り込むよう提言している。

 この日のセミナーでは、門田教授が今回の提言の背景を、北原守会長が提言の実現に向けた取り組みを、さらには久森栄子副会長が提言の要旨を説明した後、「考える会」に参加した二人の女性会員が家族支援に関する自らの体験を報告した。参加者からは、成年後見制度の利用促進に関する質問が出されたほか、今後の活動にも期待が寄せられた。

 育成会では今後も、提言の実現を行政に働きかけるとともに、最大の関心事である「親亡き後」の支援については今後も検討を重ねる。併せて、本人たちの自立に向けた家族自身の在り方についても議論を続けることにしている。

 

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家族支援の在り方で報告する門田教授

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街頭啓発キャンペーン

障害者週間/障団連で街頭キャンペーン、育成会からも参加

 

 北九州市障害福祉団体連絡協議会(障団連)は12月5日、障害者週間にちなんだ街頭キャンペーン活動をJR小倉駅前で行いました。これには障団連加盟団体のほか、共催団体の北九州市関係者など約100人が参加し、北九州市手をつなぐ育成会(親の会)からも役員らが参加しました。

 開会式で障団連の北原守会長(育成会会長)は、「共生のまちづくりには市民の障害者理解が不可欠であり、今回のキャンペーン活動もその一つ、寒さに負けず頑張ろう」と訴えました。また、北九州市の工藤一成保健福祉局長や同市議会の戸町武弘議長も、来年4月から施行される障害者差別解消法について触れ、「今回の活動が市民の差別意識の解消に繋がっていく」と参加者を励ましました。

 この後、同駅南北の出入り口で障害者週間を呼びかけるノボリを立てるとともに、ティッシュを配布し、往来の人たちに障害者理解への協力を呼びかけました。参加者の一人は「寒かったが、市民の反応は良かった」と感想を述べていました。 

 

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障害者週間の啓発チラシを配る参加者たち

 

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戸畑地区会で恒例のバスハイク

 秋晴れの空の下、戸畑地区会恒例のバスハイクは、人気の観光スポット糸島へ行ってきました。家族連れなど25人が参加しました。

 まずは芥屋の大門で胸いっぱいに海風を感じて、ランチへ。海をながめながら、糸島の食材をふんだんに使ったお食事をいただきました。続いてはとんこつラーメン博物館一蘭の森へ。その後雷山千如寺大悲王院を訪れました。樹齢400年の美しい楓の木や大きな雷山観音、見事な日本庭園は、日ごろの喧騒を忘れさせてくれるものでした。白糸の滝ではマイナスイオンを浴びて美しさに磨きをかけました。そして旅の最後は糸島の産直品がもりだくさんの伊都菜彩へ。両手いっぱいの野菜やお惣菜、お土産を持って帰路につきました。

 風光明媚な糸島で互いの近況を話し、心もお腹もいっぱいに。リフレッシュでき思い出に残る一日となりました。

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全員で記念撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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公明党市議団との政策要望懇談会

 10月29日(木)、北九州国際会議場で北九州市議会公明党議員団との政策要望懇談会が行われ、育成会(親の会)からは北原守会長ら本部役員が出席しました。同懇談会は、公明党市議団が福祉、教育、経済団体等から様々な意見を聞き、市政に活かしていくことを目的に毎年行われています。

 この日、パンフレットや広報紙「ふたば」を使って育成会の現状を紹介した後、今年度、北九州市に提出した施策要望について説明し、理解を求めました。具体的には施設の整備、移動支援とヘルパー不足、障害者の雇用促進と合理的配慮などでしたが、知的障害者を取り巻く課題は多くあり、予定された時間はあっという間に過ぎてしまいました。

 議員団の対応はとても丁寧でした。また、吉田宣弘衆議院議員も参加して国の動向を紹介してくれるなど、とても心強く思いました。

 

 公明党議員団ホームページ                 懇談後の吉田衆議院議員(中央)を囲む記念撮影

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