令和6年度活動計画
【活動目標】
新型コロナウィルスによる社会生活の制限からようやく解放され、昨年から活動を少しずつ元に戻すことができ新年度を迎えられることを嬉しく思います。
本年4月から、改正された障害者差別解消法が施行、北九州市障害者支援計画も新たに策定されました。私ども育成会も、当事者団体として制度の中身を周知し学ぶことで障害者の生活がより豊かになるよう見守っていきたいと考えています。
令和6年度を迎えるにあたり、以下に具体的な重点項目をあげていますが、会員間や法人育成会との連携、次世代を担う会員の育成のため、幼児学齢期世代の保護者へのアプローチを引き続き行い組織の強化を図ります。
また、年を重ねる毎に周知が広がり公演依頼が増えてきた「啓発キャラバンちゃちゃ隊」の活動を通して地域や社会へ知的発達障害の理解を求めていくための啓発活動に取り組みます。
さらに、親の会運動の要である国や市への要望活動も会員から寄せられた意見をもとに政策会議を中心に障害福祉制度について研鑽を深め、内容を精査しながら粘り強く続けていきます。要望活動を続けていくことで昨年から知的発達障害者の選挙投票について北九州市選挙管理委員会と協力しながら「選挙に行こうプロジェクト」を立ち上げる等大きな進展がみられました。
他にも会員からの公共交通機関を利用するにあたっての困り感を要望に繋げたことで、他団体とも連携して関係機関との話し合いが実現し、「声」を上げる事の大切さをひしひしと感じています。
本人の余暇活動の場である青春大学校や、本人活動のわいわい広場についても仲間と共に楽しめる活動を実施していきます。また、自分の事は自分で決められるよう「障害児者の意思決定支援」について学びを深めていくことも必要だと考えています。
今年度は親の会設立60周年を迎えます。長きに渡って支えていただいた会員、関係機関、行政の皆様にも心から感謝するとともに新たな気持ちで次の一歩を踏み出していきたいと身の引き締まる思いです。
親あるうちに、親の会でなければ出来ないことをあきらめずに続けていきましょう。
令和6年度地区会の活動の目的及び内容
各地区会の活動目的や活動内容をご紹介します。
- 門司地区会
- 構成人数 約30名
- ・門司地区在住の知的障がい者(児)及び保護者の親睦と交流。
- ・本人レクリエーション、保護者研修等を通して本人たちの幸せを願い福祉の向上を目指して活動することを目的とする。
- 小倉北地区会
- 構成人数 35名程度
- ・同じ地域に居住する会員同士が交流を深めるために、語る会や学習会を行う。
また、本人をまじえた会員間の親睦を図るため、レクリエーションなどを開催する。 - 小倉南地区会
- 構成人数17名
- ・地区会会員の知識向上、親睦のため、研修会、交流会の実施。
- 若松地区会
- 構成人数 90名程度
- ・親睦、情報発信
- 八幡東地区会
- 平成27年度から活動休止
- 戸畑地区会
- 構成人数 42名
- ・地区会会員の親睦を図る。
・障害者福祉施策の改革について学び、実態を正しく捉えていく。
・本人たちが参加し、活動できる場作りに取り組む。
令和6年度委員会の活動の目的及び内容
- 「広める」啓発委員会
- 構成人数 9名
- ・知的、発達障害児・者の共生社会の実現を目指して啓発キャラバン隊の活動を行う。
- 「託す」高齢化委員会
- 構成人数 11名
- ・本人、家族の高齢化に伴う様々な課題について、研修会や見学会を通じて学習するとともに行政への要望などの活動を行う。
- 「暮らす」住まいと暮らしの委員会
- 構成人数 12名
- ・障害のある本人の暮らしについての意見交換を進め、研修会や見学会を通して学習を深め課題を浮き彫りにして行政への要望などの活動を行う。
会員募集
会員
会員とは、北九州市手をつなぐ育成会の目標に賛同し、活動に参加する知的障害のある人とその家族及び協力者のことです。
- 会の事業及び活動に参加していただきます。
- 毎月発行の、親の会広報紙「ふたば」及び法人育成会広報誌「ハートフルネット」をお届けし、情報提供します。
- 研修会、行事等のご案内をします。
【会費】…月額700円
賛助会員
賛助会員とは…北九州市手をつなぐ育成会の目的に賛同し、活動を支援する個人及び団体
【会費】・・・年間一口3,000円から
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