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特別支援教育の充実を願って
2017年1月16日
特別支援教育の充実を願って
11月4日(金)、地域生活対策委員会のメンバー4名で新設された門司総合特別支援学校を見学しました。この日は、学校開放週間の最終日で他の見学者も多数来ていました。
門司総合特別支援学校は、北九州市東部地域の特別支援学校再編に伴い、平成28年4月に開校されました。関門海峡を望む高台にできた校舎はとてもゆとりのある造りとなっていて児童生徒が落ち着いて活動できる教育環境だと感じました。知的障害教育部門と病弱教育部門(心身症等)の複数障害部門が設置され、知的障害教育部門高等部には①働くために必要な知識・技能・態度を身につける「職業専門コース」、②各教科等を合わせた指導を中心に社会生活に必要な知識・技能等を身に付ける「作業学習コース」、③自立活動及び各教科等を合わせた指導を中心に社会生活に必要な基本的生活習慣を身に付ける「生活学習コース」の三つの学習コースが設定され、障害の程度に応じたきめ細やかな教育がなされています。
さらに、特別支援教育の東部地域のセンター的機能を発揮するため「相談支援ゾーン」が配置され、進路相談・教育相談・カウンセリングのできる環境、医療・福祉・労働等の関係機関と連絡調整のできる環境、地域の小中学校等の教員への支援や研修のできる環境となっているとのことでした。
見学を終え、これからの北九州市の特別支援教育がさらにハード面もソフト面も整備され、自立に向けた教育が卒業後に生かされることや私たちが理想とする共生社会の実現に向け地域に開かれた特別支援学校になるようにと願いました。
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