会長挨拶
令和6年度を迎えて
北九州市手をつなぐ育成会
会長 服 部 栄 子
コロナ禍の様々な制限からようやく解放され日常生活が戻りつつある中、育成会も先日第46回総会を無事終えて令和6年度の活動が動き出したところです。総会の挨拶の中でも述べましたように、今年度は親の会設立60周年を迎えます。
この節目の年を迎えて私どもはこれからどのように活動を進めていけば良いのか~。今一度、この節目の年に会員の皆さんと共に考える機会にしたいと思います。
設立当初から現在までを振り返ると、多くの制度改革が行われ障害のある人の社会参加や地域生活は格段に進んでおり「共生社会」という言葉も日常的に使われるようになりました。これは、ひとえに先輩の親御さんたちが運動を進めてきた賜物だと感謝の念に堪えません。幼児期、学齢期、成人それぞれの世代が障害福祉サービスを選択し利用する事が出来るようになりました。
しかし、使えるサービスはあっても、まだまだ親亡き後の本人の生活を安心して託せる状況にあるとは言えません。
国や北九州市への要望活動に加えて、社会への障害理解を求める「啓発キャラバンちゃちゃ隊」の公演や知的発達障害者の選挙投票の推進等、親の会活動は多岐にわたって続けていますが、全て「障害のある人の人権を守る」「障害があっても地域の中で一人の人として生活できる」基盤作りに他なりません。
会員数の減少に伴う次世代の担い手不足や財政の問題等課題も山積しており、活動の見直しも必要だと感じていますが「障害のある人の人権を守る」運動体として私どもでなければ出来ない活動を粘り強く続けていきましょう。
会の名称
北九州市手をつなぐ育成会(親の会)
英語では INCLUSION KITAKYUSYU
Kitakyusyu Assosiation Of People With Intellectual Disabilities
活動の目標
知的障害のある人の自立と社会参加を促進する当事者団体として、本人の気持ちや願いが大切にされ、権利が守られ、親も子も安心して暮らせるインクルージョン(共生)社会の実現が目標です。
会の歩み
1964年 | 旧5市合併による「北九州市」の誕生に合わせて、北九州市精神薄弱者育成会を結成しました。 |
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1978年 | 念願であった法人化を果たし、社会福祉法人 北九州市精神薄弱者育成会が誕生しました。 |
1994年 | 親の会育成会と法人育成会に組織を分け、運動体と事業体とに機能分担し新出発しました。 |
1996年 | 「北九州市手をつなぐ育成会」に会名を変更しました。 |
1998年 | 10月1日を記念日とする「育成会の日」を創設しました。 |
2001年 | 知的障害者の余暇活動、生涯学習を推進する「青春大学校」事業を開始しました。 |
2004年 | 結成40周年を迎えました。 |
組織と会員
会長 | 1名 |
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副会長 | 若干名 |
事務局長 | 1名 |
地区長 | 7名 |
支部長 | 約18名 |
委員会委員長 | 3名 |
監査委員 | 2名 |
事務局へのアクセス
〒804-0067
北九州市戸畑区汐井町1-6 ウェルとばた7階
TEL.093-884-1510
FAX.093-884-1509
ホームページ:http://www.kitaikuoya.org
アクセス:JR鹿児島本線 戸畑駅下車 徒歩2分