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第36回福岡県大会
2016年11月9日
第36回 手をつなぐ育成会福岡県大会を開催
親子で迎える高齢化の課題に備えるために
手をつなぐ育成会福岡県大会が、10月15日(土)、ウェルとばたで開催され、北九州市、福岡県、福岡市の育成会会員等223人が参加しました。
式典の冒頭、服部栄子福岡県手をつなぐ育成会連絡協議会会長が「高齢化が進む中、私たちも老障介護を迎えようとしており、家族支援の必要性や障害のある本人の介護サービスへの移行等大きな課題があります。しっかりと研鑚しましょう。」と挨拶をしました。(写真)
続いて来賓の北橋健治北九州市長、小川洋福岡県知事、山本眞智子北九州市議会副議長が祝辞を述べました。
基調講演では、「“地域で暮らす”を前向きに力強く」をテーマに、(社福)みんなでいきる あんしん生活支援センター長 丸田明久氏 が、新潟県上越市で高齢福祉事業、障害福祉事業、児童福祉事業を展開し、障害の有無や年齢に関わらず相談に応じ、地域で暮らす人たちの生活支援をしていること。2011年、「上越版あんしんコールセンター」開設後は、24時間対応で高齢者、障害者、DV被害者等も含めた相談支援に当たっていると語りました。
午後からのシンポジウム「親子で迎える高齢化の課題に備える」は、丸田明久氏をコーディネーターに、3人のシンポジストが登壇しました。松永カズミ行橋市手をつなぐ育成会会長は、年を取っても、近所の方々の協力や福祉サービスを受けながら地域で暮らしていきたいと。次に、石井美紀福岡ひまわりの里副施設長は入所者の高齢化に伴う様々なリスク回避への対応や、障害者に理解がある病院や老人施設との連携に努めていること。また柳沢享北九州市障害者基幹相談支援センター長の発表には、親が元気な時に本人に応じた自立を考え、他人介護の受け入れや、本人を委ねようとする人を見極めることは大切である等のメッセージが込められ、参加者の心に届きました。
会場からは、親亡き後、残された本人が生きていくための生活費の捻出やバックアップ体制等を危惧する発言が多くあり、課題の大きさを改めて認識する大会となりました。
カテゴリー:その他