北九州市手をつなぐ育成会（親の会）は、知的障害を持つ人の自立と社会参加を促進する団体です

地区会学習会

2016年3月8日

地区会学習会

　障害により判断能力が不十分なために財産侵害を受けたり人間としての尊厳が損なわれることのないように、法律面や生活面で支援する仕組みとして「成年後見制度」があります。親としての課題である「親亡き後」の問題として今回、北九州市手をつなぐ育成会親の会の下記の地区会で制度についての学習会が開催されましたのでご報告いたします。

 

　門司地区会（服部栄子地区長）は2月17日、小倉南地区会（真野かおる地区長）は2月18日に北九州成年後見センター「みると」次長の安部裕一氏をお迎えして制度の内容や手続きについて資料や具体的な事例を交えてわかりやすく説明していただき、参加者からの質疑にも丁寧に回答いただき大変充実した研修となりました。

　さらに2月26日には、戸畑地区会（北田ひさ子地区長）で市民後見人の講座を受講され制度に精通され法律関係にも詳しい北九州市手をつなぐ育成会親の会事務局長の木村由美子さんを講師に招いて知的障害者と成年後見制度についての学習会を行いました。

　親亡き後の子どもの暮らしを考えると日ごろからの自立に向けた親としてできる支援と共に障害者の権利保護である成年後見制度についても学んでいきたいと思います。学習会の最後に『たとえ成年後見制度を利用したとしても親に代わるものではない』と繰り返し話した木村さんの言葉は、同じ障害者の親として印象深く胸に刻まれました。