新着情報リスト
障団連全体会
2016年2月17日
差別解消法の市条例制定/障団連が6月総会までに対応を決定
北九州市障害福祉団体連絡協議会(障団連/育成会も加盟)は2月14日、全体会を開催し、障害者差別解消に関わる市条例の制定について協議した。その結果、この6月開催予定の同会の総会までに条例制定の是非も含め結論を出すことになった。それまでは障団連として解消法や条例化の先進事例などを学習するとともに、条例案についても試案を検討する。
差別解消法はこの4月から施行されることになっている。それを受けて全国各地の地方自治体で条例化の動きが出ており、最初(平成18年)の千葉県をはじめ今日までに熊本県やさいたま市など14の県市で条例が制定・施行されている。そのきっかけとしては国の解消法では差別の定義が漠然としていることや、差別に対する相談・紛争の解決方法などが不十分なことを挙げ、それらを補うためとしているところが大半。一方で制定を急ぐあまり、市民の十分な理解が得られず失敗とみられているところもある。
障団連では、差別解消法が運動目的の「共生社会」の実現に連動しているとの観点から、学習会等を開催して理解促進に努めるとともに、同法の施行に向けた市の課題検討会の事務局を務めた。また、昨年の秋以降は常任委員会で条例化に対する検討を開始し、6月総会までに結論を出すことを申し合わせていた。
この日の全体会では、北原会長が「共生社会」の実現には差別解消法の精神を浸透させることが不可欠とした上で、「条例化に向けた忌憚のない意見をいただきたい」と挨拶した。この後、政策担当の林芳江副会長を座長に条例化の是非について協議し、解消法の不十分な点や先進事例の取り組みなどについて意見の交換を行った。なお、全体会には16団体が出席し、育成会からは北原守会長のほか、監査委員の池田和子さんと役員の山田八江子さんが参加した。
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北九州市のタウンミーティング
2016年2月10日
北九州市のタウンミーティング/共生のまちづくりで活発な討議
北九州市主催のタウンミーティングが2月6日、ウエルとばたで開催され、「共生のまちづくり」をテーマに講演とパネルディスカッションが行われた。4月から施行される障害者差別解消法の啓発を目的としたもので、パネルディスカッションでは育成会関係から北原守会長と上野則行氏がパネリストとして参加した。
講演では北橋健治市長が同市の障害福祉の取組みについて報告した後、植木淳・北九州市立大学教授が障害者差別解消法について基調講演を行った。この中で同教授は、「障害差別」は国連障害者権利条約の「社会モデル」の考えから生まれたもので、直接・間接差別と合理的配慮の不提供とがあると述べるとともに、差別禁止の対象は行政機関と民間事業者となっており、このうちの行政機関には差別の禁止と合理的配慮のいずれもが義務として課されるものの、民間事業者には合理的配慮は努力規定になっていると説明した。
パネルディスカッションでは、障害者団体代表の北原守・市障害福祉団体連絡協議会長、障害当事者代表の林芳江・自立生活センター代表、地域関係者代表の上野則行・地区民生委員・児童委員協議会長、事業者代表の山本直樹・井筒屋本店次長がパネリストとして地域共生に向けたそれぞれの取組みを報告し、これに北橋市長が加わった。
この中で北原氏は、共生社会の実現は障害者(団体)にとって至上命題あり、その原点は地域での共生。障害者(団体)もよき市民として地域活動に参加し、交流し、貢献していくことが信頼関係を構築し、共生社会の実現に繋がっていくと強調した。
一方、上野氏は民生委員として取り組んでいる「障害者とのまちづくり」が全国民児協の初の推奨事業となったことを紹介するとともに、地域行事にも障害者(団体)の積極的な参加を呼び掛けていると報告した。
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第35回出発を励ます集い
2016年2月8日
新しい門出を祝って ―第35回出発を励ます集いー
大寒波が過ぎ去り小春日和な陽気の1月30日(土)、ウエルとばた中ホールで恒例の「出発を励ます集い」が開催され、入学、卒業、成人、還暦、さらに今年度からは不惑の40歳を2度目の成人式として新たにお祝いすることとし、55人の仲間たちが祝福されました。これには200人を超える人たちが参加し人生の節目を応援しました。成人となった山口大智さんが代表して「自分勝手をせず優しい大人になる」と決意の言葉を述べた後、対象者全員に記念品が贈呈されました。そして、参加者全員でAKB48の『365日の紙飛行機』を応援歌として合唱し、会場全体が一つとなった温かい雰囲気に包まれました。さらに2部では、サックスを中心としたジャズ形態のバンド QP―SAXによるお祝いコンサートが開かれ、仲間たちは曲に合わせて一緒に歌ったり踊ったりして、楽しんだひと時となりました。
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